東京クラリネット教室

誰かに聞かせるための演奏で心がけること

クラリネットアンサンブルをしている生徒達と風邪で吹けない生徒

演奏曲目

練習の成果を発揮するために

クラリネットアンサンブルをしている生徒達と風邪で吹けない生徒

今回、体験参加して下さった生徒さんは、「家族と先生以外の方の前で吹くのは、初めてなんです」とのこと。

学校の吹奏楽クラブでクラリネットを始めた私は、最初から人前で吹くのが当たり前でしたが、個人レッスンスタートの方だと、そういう方は多いですよね。

「誰かに聞かせる」と思うと、ついつい気合いが入ってしまったり、どうしても欲が出てしまったり、いつも通りの演奏というのは、難しいものです。
レッスンでも、「練習した成果を聞かせるぞ!」なんて、少なからず思ってしまいますよね。

すると、予想外のところでピーピー鳴って、動揺して、ドツボにはまってしまう…ということが起き、「練習ではちゃんと吹けていたのに、なんで…?」という事態になってしまうのです。

これは、本番などでも、同じことが言えます。

練習と同じように吹くためには、とにかく余計な見栄や欲がないように、練習している時と変わらない気持ち・心持ちで演奏できることを一番の目標にできるといいですね。
(と言っても、それが一番難しいのですが)

それぞれの曲の状態を知る

全員でのロングトーンが終わったら、早速2曲を通してみました。

『白鳥の湖より~情景』は、お二方とも練習の割合が少なめだったようですが、メロディーと伴奏がきっかりわかれている編曲で、作りがシンプルなので、ほぼ問題なさそう。

一方、『菩提樹』は、メロディーと伴奏こそわかれているものの、メロディー以外の2パートが、そこだけでハモってみたり、1パートだけメロディーの下についたり、かと思えばそれが入れ替わったり…といった具合に、目まぐるしく担当していることが変わるため、自分のパートだけ見て、必死に吹いていると、アンサンブルの良さが楽しめません。

せっかく三重奏の楽譜を吹いているのに、それではおもしろくありませんね。

それに、楽譜通り吹いているはずなのに、なんだかすっきりと聞こえてきません。
そういう時は、どうしたらいいのでしょうか。

自分以外のパートも知ろう

クラリネットアンサンブルをしている生徒達と風邪で吹けない生徒

そこで今回は、1番と2番・2番と3番・1番と3番、というふうに、わけて練習してみました。

自分のパートが、他のパートとどのような関係性なのか、また、自分のパート以外で何をしているかを知るには、やはりこのような練習方法が一番です。

実際に吹いている時にも、他のパートに気を配りながら演奏しますが、クラリネットを吹く、というのは、楽譜を見て、リズムを追って、指を動かして…と、処理せねばならないことがたくさんなので、どうしてもできることに限界があります。

自分が吹いていない時に、他のパートの演奏を聞きながら、楽譜を目で追うことに集中すると、演奏している時には気づかなかったことが見えてきます。

その時に気づいたことは、楽譜に書き込んでおくと、合わせる時に役立ちます。

丸で囲んだり、意識するべきパートの名前を書き込んだり、自分がわかりやすければ、書き方は自由です。
積極的に書き込みをしましょう。

演奏曲への理解を深めよう

今日、楽器が吹けなかった生徒さんも「こうやって、演奏を聞いてみるとわかりやすいですね」とおっしゃっていました。

音源を聴きすぎるのは、その音源の印象が強くなってしまって、コピーのような演奏になってしまうのであまりお勧めしませんが、曲の作りをきちんと理解することは、より良い演奏のために大切です。

合わせる時間を有意義に使って、曲の理解を深めていきましょう。
もっともっとアンサンブルが楽しくなりますよ。



この記事を書いた人

吉祥寺教室
中村 珠美先生

この記事を書いた人

のべ10,000人以上の生徒を指導。 笑いの絶えない楽しいレッスンで、あなたのクラリネットスキルを次のステージへと導きますよ! ごはん大好き、お酒も大好き、ミスチル大好き。

現在、グループレッスンの開催予定はありません。
開催日が決まり次第、日程が表示されます。
しばらくお待ちください。


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